「未完了感」と「完了感」

おはようございます、

入山彰介の弟子チーム、庄です。

 

コミュニケーションはキャッチボール

って聞きませんか?

 

キャッチボールってことは

よく聞くのですが、

 

これまでの会話や、誰かとの

やりとりを振り返って考えて

みると、

 

結構キャッチボールが

できていないなぁと感じます。

 

ただなんとなく、

言葉のラリーを続けることだと

キャッチボールの意味を勘違い

していました。

 

では一体、

 

コミュニケーションはキャッチボール

 

どういうことなのか具体的に

もっと掘り下げて考えてみたいと

思います。

 

師匠はシン・コーチングのコーチ

でありコミュニケーションの達人でも

あります。

 

クライアントさんの抱える

問題の本質を聞き出したり、

 

グループセッションでも、

個々のレベルに臨機応変に

向き合って会話をしています。

 

客観的にみると師匠は、

コミュニケーションを

 

”コントロール”

 

しているんです。

 

コントロールの意味は、

 

・スタート

・チェンジ

・ストップ

 

することができるということです。

 

もっとわかりやすく言うと、

コミュニケーションのコントロールって、

 

コミュニケーションを

 

「始めることができる」

「変えることができる」

「完了させることができる」

 

ということ。

 

コミュニケーションって、

一度はじめたら完了させなければ

なりません。

 

完了をさせることができないと、

悔いを残したり、

不快感を引きずってしまうこと

になるからです。

 

完了させるってことが、

まさにキャッチボールです。

 

たとえば、

 

Aさんがボールを投げる。

Bさんがボールを受け取る。

 

そして、

 

BさんがそのボールをAさんに返す。

 

これでひとつの

コミュニケーションが完了した

ことになります。

 

Aさんがボールを投げても、

誰もそれを受け取らなければ、

 

Aさんの中には不全感、

未完了感が残ってしまいます。

 

受け取ったBさんがボールを

返さないで、どこかへ投げて

しまったり、

 

または抱えたままにしておいても、

やっぱりAさんには未完感が

残ってしまいますよね。

 

受け取ったボールは最初の

発信者であるAさんに

返さなければなりません。

 

ボールがAさんに変えると、

AさんとBさんは晴れやかな

感じがします。

 

これがコミュニケーションの

法則です。

 

BさんはAさんのボールを

受け取り、そのボールを

そのままAさんに返す。

 

このプロセスが受け入れです。

 

A「今日は寒いですね」

B「そうですね、今日は寒いですね」

 

これで完了です。ところが、

 

A「今日は寒いですね」

B「そうかな、昨日より暖かくない」

 

これは未完了です。

 

Bさんにとっては寒くない

かもしれませんが、Aさんは

寒いんです。

 

Aさんが寒いと思ったら、

誰がなんと言おうと寒いんですよね。

 

人は主観で生きています。

 

その思いをBさんは

最初に受け入れることが

大切です。

 

「寒いですね」と言われたら、

「寒いですね」と返す、

 

正確には「Aさんは、寒いと

感じるんですね」なんですが、

 

使い慣れていない言葉なんで、

「寒いですね」でたいてい通じます。

 

受け入れられると、完了感が生じます。

 

ひとつ完了すると、

すがすがしい気分になりませんか?

 

まさにそれが行動を起こす

原動力になるんですよね。

 

逆に未完了を抱えてしまうと、

気がかりを増やすことになります。

 

自分では気づいていないかも

しれませんが、、、

 

メールの返事

借りて返していない本

疎遠になっている友人

 

これらもすべて未完了な

出来事です。

 

いつもその気がかりを

解決するために、

頭が回転している状態が続き、

疲れていきます。

 

どれかひとつを完了させる

だけでも、エネルギーが上がるのを

感じることができます。

 

これって、

 

毎回のコミュニケーションでも

同じことなんですよね。

 

受け入れられていないと

察知すると、それだけで

ストレスになってしまいます。

 

完了しないからです。

 

「今の職場、自分には合わない

 ような気がするんです」

 

「今の職場、合わないような

 気がしているんだね」

 

これで一度完了します。

そして次に進めることができます。

 

「どういうところが合わないと

 思っている?」

 

ところが、

 

「今の職場、自分には合わない

 ような気がするんです」

 

「誰だって、最初っから

 合ったりはしないもんだよ」

 

これだと、未完了感が残ります。

 

行動が起こせない理由の

一つとして、

未完了感があります。

 

未完了感が強すぎる場合には、

未完了な事柄を見つけて、

それを完了させることが大切です。

 

そして今の会話に未完了感が

残らないようにするためには、

「受け入れる」ことです。

 

受け入れることで完了させる

ことができます。

 

コミュニケーションって始めたら

完了させなければなりません。

 

いつまでも終わらせたい時に、

完了させる能力を持っている人が、

相手に自由に話す機会を提供できます。

 

まさに、

師匠はコミュニケーションを

コントロールしていると感じました。

 

あなたも完了させることを

意識してみてください。

 

では、また!

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

入山彰介の弟子チーム、庄










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