おはようございます、
入山彰介の弟子チームです。
「思考上手はすぐれたシェフである」
シェフというのはここでは
思考をするシェフのこと。
考える、思考する、アイデアを出す
もっと頭がよくなったら、
もっと考える力があれば、
もっとアイデアが出せれば、
うまく使いこなすことができれば、
人生のあらゆるところで役に立つ
はずです。
なにもビジネスだけではなく、
お金、スキル、人間関係において
財産を構築できるのです。
想像してみてください。
あなたの人生が180度ガラッと
変わりもっと充実したものになると
思いませんか。
思考力があれば、
あなたが抱えている悩み、問題、課題、
これらを、
あなた好みに調理することができる
ようになるのです。
どんな風に味付けしようかなと
逆に楽しみになるかもしれません。
今回は「思考の磨き方」について
あなたにもシェアしたいと思います。
もともと僕は「考える」ことが
苦手でした。
「考える」って何よ。
一応これでも考えているんですけど。
というレベルでした。。。
考えるってことの本質を
理解していなかったのです。
マジで意味わかんねー
という状態です。
もしかしたら過去の僕と同じように
考えるってことについて
「?」がついている読者の方も
いるかもしれませんね。
でも安心してください。
最後まで読んでいただければ
ナゾが解けますから。
では話を続けますね。
あなたが「勉強」と聞いて
イメージするのは、
大きく分けて次の二つのタイプ
ではないでしょうか。
❶明確なゴールがある勉強
(受験勉強や資格試験の勉強など)
❷教養を身につけるための勉強
(趣味的な世界の勉強など)
それに対して、
僕が師匠に教わったことで、
あなたにもシェアしたいと思うのは、
次の第三のタイプの勉強です。
❸答えのない問いに自分なりの
答えを見つける勉強
本来、第三の勉強こそが
本質的な勉強であり学問です。
これまでは勉強の目的というと、
何か役に立つ知識や情報を覚えるため
というのが大部分の人の考え方でした。
実際に、
勉強といえば、何かを覚えるための
作業が圧倒的に多かったのですが、
最近になってこうした
「知識や情報を覚える」という比重が
どんどん下がっているように思います。
それは、
モバイル機器が発達して
インターネットがいつでも使える
ようになったのが大きく影響してます。
その場でネットで検索をしたり、
調べたりすることができ、
すぐに情報や知識を得られるように
なったからです。
その結果、
何かを詳しく知っていることの
有利性は大きく低下しちゃったんです
よね。
で、ここから大事なポイントなので
よく聞いて欲しいのですが、
ネットやモバイル機器が発達したことで、
勉強の形は変化しているのですが、
勉強の本質が変わったわけではない、
ということです。
これまでもそうですけど、
ただ知識を持っていただけでは、
意味のあるものにはなっていません。
問題はそのさきに求められているもの、
つまり、
得た知識や情報を使って、
何かを決めたり選んだりするときに
どう役立てるかという点にあった
はずです。
勉強において本質的に大事だった
深く考えて「選ぶ」「決める」ということが、
クローズアップされているのです。
これが「思考」するということ
なんですよね。
いわば、
❶明確なゴールがある勉強
(受験勉強や資格試験の勉強など)
❷教養を身につけるための勉強
(趣味的な世界の勉強など)
の勉強というのは、
「どう役立てるか」の食材集め
のようなものです。
集めてきた食材を
煮たり焼いたり蒸したり
手を加え味付けをすることが
❸である
答えのない問いに自分なりの
答えを見つける勉強
につながるのです。
だって料理に正解って
ないじゃないですか。
この料理はこれが正解というのは
ないんですよね。
カレーライスひとつとっても、
インド人専門のカレーもあれば、
カレー専門店のカレーもあり、
母が作るカレーもある。
どれも、
味は違えど同じカレーです。
持っている知識、経験を
どう調理するかで完成が変わる
のです。
大事なのは、
食材、調味料をどうやって集め
あなたが調理するかです。
「思考上手はすぐれたシェフである」
ということが腹に落ちて
受け入れたとき、
師匠はすごく腕のあるシェフだと
感じました。
なぜなら、
同じ食材でも調理方法が何通りもあり
レシピが豊富にあるからです。
にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、肉
という食材があっても
カレーのレシピしか思いつかないのか、
シチューもできる
ハヤシライスもできる
豚汁もできる
さらに、
料理を食べる相手は誰なのか
によって味付けを変えること
ができるのです。
辛くした方がいいか、甘くした方がいいか、
具材は小さく切った方がいいかなど。
勉強して知識をつけるたびに、
師匠がすぐれたシェフであることが
肌で感じるようになりました。
すなわち、
すでに持ち合わせている知識や経験を
どのように調理するか、
そして、大事なのは
どの食材を集めてくるか
出来上がる料理が変わってきます。
傷んだり、腐ったり、陳腐した
食材を集めてきたのならば、
完成する料理はそもそも
粗末なものになるのです。
思考をうまくできない人は、
集めてきた食材に何も手を加えず
そののまま丸ごと使用したり、
陳腐なものを加工してしまいます。
素晴らしい料理を作り、
美味しいと舌鼓をうつ腕のあるシェフ
というのは、
新鮮な鮮度の良い食材を仕入れ、
料理の技術を磨き、
レシピを増やしていくことに、
時間とお金を投資するのです。
シェフにとって料理の腕を
上げることは、
ビジネスマンにとって
思考力を上げることと、
類似しているのです。
知識や経験をあなたのオリジナルで
加工して料理してみてください。
それを繰り返し創作することが、
高い思考力を育むことにつながる
のです。
ではまた。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
入山彰介の弟子チーム