おはようございます。
入山彰介の弟子チームです。
表裏一体という言葉があります。
意味は二つのものの関係が、
表と裏のように密接で切り離せない
こと。
「表裏」はおもてとうら
「一体」は一つのものの意味。
表裏は同体で切り離すことが
できない関係にあることを言います。
対比するものがあって同体です。
たとえば、
男と女、プラスとマイナス、陽性と陰性
光と闇、月と太陽、、、
同体なのでどちらか一方では
成り立たない法則です。
ということは誰もが一度は
聞いたことがあると思いますが、、、
本当の意味で理解していませんでした。
なぜなら、
正解は1つという思い込み、
正解は選択肢の中にあるという思い込みが
無意識のうちにあったんですよね。
この思い込みになった背景には
両親の教育も学校教育も
影響していたのかもしれません。
大人の理想とする答え以外は
すべて不正解で、
不正解の回答を選択をし続けると
めちゃくちゃ居心地が悪かったです。
なので、
自分の居場所をキープするには、
大人の理想とする正解を選択しなければ
なりませんでした。
そうすれば褒められる。
でも違う答えを選択すると、
問題児としてタグ付けされて
しまいます。
子どものころは、
正解はこうだよと教わってきたので
「正解は教わるもの」
という考えです。
で、この考え方がつい最近まで
ベースにあって、
いま振り返ると、
ちょー視野が狭いなと感じています。
視野が狭いから見えている世界観も
狭いわけですよ。
行動のエンジンは思考にありますからね。
師匠と出会うまで思考のベースは
「正解をすぐに求める」です。
だから、
ある意味、自分の人生の答えを
誰かに求めていたんですよ。
現状の世界観からなかなか脱出できない
マインドセットだったと感じています。
師匠から教わったマインドセットを
聞くたびに気づくことがあります。
それは、
自分にとっての選択すべき正解というのは
その都度変わるということなんですよね。
なので、
一度音声を聞くだけとか
一部分だけを切り取って断片的に
話を聞いただけでは、
どっちが正解なんだと
一見矛盾しているように聞こえる
ときがあります。
表裏一体で話をしているので
表も裏もどっちの話もあるわけです。
例えば、
人が成長するには段階があります。
剣道や茶道などで、修行における
段階を示したものに
守破離(しゅはり)
という言葉があるんですが
「守」は、師や流派の教え、
型、技を忠実に守り身につける段階。
「破」は、他の師や流派の
教えについても考え良いものを取り入れ、
心技を発展させる段階。
「離」は、一つの流派から離れ、
独自の新しいものを生み出す段階。
新しくものごとを覚えようとするときは
順番が大事だよという教えです。
順番、段階、ステップという意味です。
進化するためには順番があって
階段を順番に登らないと
進化するには遠回りになるってこと
です。
なので、
今はどのステータスにいるのか?
によって正解は変わってきます。
僕も含め多くの人は、
人から褒められたい欲求があります。
人から褒められることで認められると
自己承認欲求が満たされます。
すごく気分がいいですよね。
僕も人から褒められると嬉しくなって
つい調子に乗ってしまいます。
新しいことにチャレンジした
最初は調子に乗るということが
正解かもしれません。
自己承認欲求が高まると
活動の原動力になるからです。
けれど、
先ほど言ったように
成長するには次の階段を登らなければ
なりません。
過去の僕がそうだったように
次のステージに向かうための正解は
「これでいいのか疑ってみる」
ことではないでしょうか?
疑うってことは現状に満足せずに
追求することです。
正解はこれだと決めたら
現状に固執してしまいますよね。
本当の正解とは常に行動しながら
追求し続けることではないのかなと
ふと感じました。
もしあなたの周りに、
Yesとなんでも賛成してくれる人も
必要だとは思います。
が、
理想の答えはもっと別のところに
あるかもしれませんね。
自己承認欲求は大切です。
でも進化するためには疑ってみることも
大切なんですね。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
入山彰介の弟子チーム