おはようございます、
入山彰介の弟子チームです。
夏のこの時期ってテレビなどの
メディアをみると終戦についての
特集が組まれています。
今までは、
へーそんなこともあったんだなと
結構、他人事でした。
先人のおじいさん、おばあさんたちが
築いてくれたから今の僕たちの生活が
あるわけなんですけど、
臨場感があまり湧かないというのが
正直な気持ちでした。
食べるもの、着る物、住む家に
生命の危機を覚えるほど、
生活に困ったことがないからです。
今の世代の人で、
戦争体験の話を聞く機会は
なかなかありませんもんね。
でも、師匠に出会って、
ビジネスを自分でやっていくと決めて、
ライティングを学んでいると、
人の気持ちを理解しようと、
敏感に意識するようになりました。
ビジネスの本質って、
笑顔になってもらうために、
ターゲットに行動してもらう
ことだと認識しています。
行動してもらうためには
まず、気づいてもらうことが大切です。
でも、
自分だけのメリットのことしか
考えていないと、
人を動かすどころか、
気づきを与えることもできないし、
そもそもビジネスってできないなと、
考えています。
師匠がいつも言っているように
ノウハウとかテクニックに
囚われるのではなく、
考え方だったり、在り方、
マインドセットがめちゃくちゃ
大事なんですよね。
自分のメリットだけを
考えるのはテイカーであって、
ビジネスとはターゲットとなる人に
価値貢献をすることです。
で、先ほどの戦後まもない、
僕たちのおじいさん、おばあさんの時代って、
とにかく物がなかった時代です。
想像すると、ゾッとするのですが、
東京とか大阪とか日本の都市は、
見渡す限り一面が焼け野原です。
食べる物、着る物、住む家
がないわけです。
ということは、
生活レベルというより
むしろ生きるために必要なレベルです。
必要最低限の物がないと
生きていけないです。
ビジネスをしている人なら
聞いたことがあるかと思いますが、
ニーズ(必要)と、ウォンツ(欲しい)
で言えば、
ニーズ(必要)な時代です。
だから、生きるために必要な何か
ものを作る製造業が最も重要でした。
食品、衣類、建築、家電、車
などの製造業です。
そして、
多くの人が生活に必要なので
満たされるまで売れていきました。
作れば作るほど売れていきます。
ところが、
現代に生きる日本人の僕たちは、
生きるか死ぬかの瀬戸際ぐらい、
食事に困っているとか、着るものがないとか
というような人はなかなかいません。
ありがたいことに、
ものに溢れている時代になりました。
生活に必要なものはすでに、
満たされていています。
視点を変えてみると、
多様性の時代になりました。
たとえば、
戦後のまもない人たちは、
お腹が空いたら食べることができて、
お腹がいっぱいになったら、
なんでもよかったのかもしれません。
お腹を満たすということが
必要だったからです。
でも、
今の僕たちは、お腹が空いたら
何を食べようか選択肢があります。
カレーにしょうか、
チャーハンにしようか、
ラーメンにしようか、
ラーメンでも醤油味がいいのか、
味噌味がいいのか、豚骨がいいのか、
醤油でもさっぱりがいいのか、
こっていがいいのか、
これを書いている今も感じるんですが
めちゃくちゃ多様性がありますよね。
つまり、
ウオンツ(欲しい)という時代です。
ラーメンなら大勝軒の本店が
食べたいみたいに、
ニーズ(必要)ではなく
ウオンツ(欲しい)です。
さらにいうと、
大勝軒でも本店がいいというように
ニッチな需要が現れます。
ラーメンという一つの商品から
味の多様性に進化していきました。
他にも、
もともと、
歯医者さんは歯の治療をする
ところでした。
虫歯になったり、虫歯を予防したり、
歯の治療をするために行っていました。
ところが結構、いま流行っているのが
インプラント治療です。
歯医者さんでもインプラント専門の
歯医者さんがあります。
歯医者さんという枠組みで見たら
同じ歯医者さんなんですけど、
キレイな歯並びで、白い歯を見せたい
という、お客さんの感情を汲み取り
ニッチな需要を満たしています。
つまり、
今の物が溢れている時代は、
お客さんがどんな感情なのかを汲み取り、
ニーズ(必要)ではなく、
ウオンツの欲しいという欲求を満たすことが
ポイントです。
お客さんはいまどんな感情だから
どんな感情に変化したいのか。
商品ありきではなく、
お客さんの感情にフォーカスすること。
ニーズとウォンツ、必要か欲しいか
価値を提供するには、
人の感情を理解するということが、
前提条件なんです。
あなたも人の感情を観察してみてください。
新しい発見があると思います!
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
入山彰介の弟子チーム