おはようございます。
入山彰介の弟子チームです。
会社員だったころと現在を
振り返って考えてみると、
さまざまなことが変化しました。
生活リズム、生活習慣、人間関係、
インプットの質と量、
どれも少しずつ変化したのですが、
中でも特に変わったのではないか
というのがあります。
自分で思いつくことなので
客観的ではありませんが
変わったなと感じています。
それは何かというと、
「考える」
という習慣です。
新卒で入社した会社では、
方針や数値目標に対して
日々の業務に落とし込み、
ただ淡々と作業をこなす
繰り返しでした。
業務マニュアルがあり、
先輩という前例があるから、
真似て作業をこなしていれば
仕事をしているっていう感じで
OKだったんですよね。
あー今日も仕事した感があって
自己満足していました。
新卒で入社した会社だった
からかもしれません。
ところが、
転職するとなるとそうはいきません。
転職した経験からですが、
中途入社で採用される場合には
企業側から求められることは、
なにができるか、
どんなことで貢献できるかが
採用判断の要素になります。
当然ですが即戦力です。
仕事をしている感ではダメで
常に結果を求められるんですよね。
なので、
中途採用の時に考える基準は
「自分はなにができるか」
ということ。
過去の経験や実績から
できることを中心に考えるんですよね。
俺はこんなことができる、
こんなことをやってきたという実績を
洗い出してまとめます。
実績をまとめるのは企業に自分を
アピールするためです。
でも、、、
いまできること、過去の実績は、
これからの未来にとって
本当に大事なことなのか?
と思うわけです。
僕は師匠に出会ってから、
このことに気付かされました。
「俺はなにができるか思考」で、
ものごとを考えた場合、
過去の実績に囚われて
経験の枠の中で未来を選択することに
なりますよね。
固定概念の中で考えるので
逆に言うと、
新しいことへのチャレンジが
考えられなくなります。
もちろん、
俺はこのままでいいやというなら
固定概念の中でもいいかもしれません。
いままでと変わらず
普通のことをやり普通の結果の人生です。
もし、
読者のあなたが、
ダイナミックな人生を送りたい
とお考えなら、
面接の時にやっていた大事なことを
思い出してみてください。
「俺はなにができるか?」
ということはもちろんそうですが、
他にも考えていたことがあるかと思います。
多くの人が面接の際だけ考え
それからは考えなくなること。
それは、、、
なにが好きで、
なにが嫌いで、
強みはどんなことで、
弱みはどんなことで、
どんなことがしたくて、
将来はどうなりたいか、
自分のことについて考える
「自己分析」
です。
自己分析って一度考えたから
すっと同じということはなく、
年齢やライフイベント、
その時の環境で変化すると
思うんですよね。
でも、
自分のことについて
考えなくなってしまいます。
考えてはいるけど、
感情の変化まで分析している人は
少ないです。
固定概念、経験値、世界観、
知っていること、
僕たち多くの人は過去の出来事に縛られ
自分に都合よく解釈し選択をしています。
これをマーケティングで有名な
フィリップ・コトラーは、
人が情報を入手する際に
3つのバイアス(偏見、偏り)が
かかるとして提唱しています。
選択的注意、選択的記憶、選択的歪曲
です。
選択的注意:人は自分の聞きたいことしか聞かない
選択的記憶:自分の覚えたいものだけを覚える
選択的歪曲:自分の都合のいいように解釈する
自己分析をすると、
自分はどんなバイアスがかかっているか
知ることができます。
なぜなら、
インプット情報が偏っているからです。
そこにあなたがダイナミックに生きる
ヒントがあるかもしれません。
「なにができるか思考」
ではなく、
「なにがしたいか思考」
で選択するとこれからの人生は
より充実した豊かなものになると
信じています。
ぜひ自己分析してみてください。
新たな自分を発見できますよ!
入山彰介の弟子チーム